最近、釣りの夢を見ることがよくあります。
現実では兄二人を連れて、釣りに行くなんて絶対にないのに、
夢の中ではなぜか三人で竿を持って海へ向かっていたのです。
その時点で、すでにどこかおかしい・・
釣り場に着くと、背後から老人たちが突然怒鳴り声を上げたのです。
「そこに入ったらだめだ」
「勝手に入るな」
立ち入り禁止でも釣り禁止でもない場所なのに、
まるで自分たちの縄張りであるかのような言い草です。
面倒なことになるのも嫌なので、
兄たちを連れて場所を移動することにしたのです。
ところが、そばにあったトンネルを抜けた先にあったのは、
妙な有料釣り場だった。
海岸線には人がぎっしり並び、
イルカのような物体を釣り上げた人もいました。
魚なのか海獣なのか判別できないほど奇妙な姿で、
釣り場全体がどこか “あくどい商売” の匂いを漂わせていたのです。
その異様な光景に圧倒されているうちに、
夢はふっと途切れました。
別の日には、もっと恐ろしい夢を見たオヤジです。
堤防の先に一段低くなっている場所があり、
そこに降りたオヤジがどうしても上がれなくなってしまう。
足場は濡れて滑り、手をかける場所もない。
ボートの釣り人が
「竿に魚がかかっているぞ」と教えてくれるのですが
どうにも這い上がることができない。
魚がかかっているのに戻れない。
そんな焦りと恐怖が混ざったところで目が覚めました。
夢の中の釣り場は、現実よりもずっと理不尽で、
ずっと騒がしく、そしてどこか不気味です。
静かなサーフで風の音を聞きながら
竿を振る時間を好む自分にとって、
あの夢の世界はまるで “釣りの裏側” を見せられているようでした。
やっぱり私は、あずましくない場所では釣りをしたくない。
夢の中でさえそうなのだから、現実ではなおさらです。
現実の釣り場で感じる “人との距離感” や “年齢による不安” が、
少し形を変えて夢に出てきているように思ったオヤジです。
