6月まではどこか肌寒さが残る日が続き、
「今年は冷夏になるのでは」と勝手に予想していました。
道南の初夏は例年どこか控えめで、海風が心地よく、
暑さとは無縁のまま季節が進むことも珍しくありません。
ところが、気象会社の長期予報どおりに気温は上昇し、
7月に入ると道南でも明らかに“夏らしい暑さ”が増えてきました。
本州ではすでに複数地点で
酷暑日(最高気温35℃以上)が観測されたとのニュースもあり、
北国育ちの私たちにはとても暮らしていけない・と
恐ろしくなります。
地球温暖化の影響でしょうか・
昔は「北海道は夏でも涼しい」というのが半ば常識でしたが、
ここ数年の気温の上昇を見ると、
その常識はゆっくりと書き換えられつつあります。
道南でも真夏日が当たり前になり、
熱帯夜が増え、そしていつか――
北海道で酷暑日が観測される日が来るのかもしれません。
もちろん、気候は複雑で、年ごとの揺らぎもあります。
冷夏の年もあれば、記録的な暑さの年もある。
それでも長い目で見れば、
確実に「暑さの階段」を一段ずつ上っているように思えてなりません。
私たちが暮らす北海道の気候が変わるというのは、
どこか寂しさもあります。
涼しい夏、短い秋、雪の季節――
そんな四季のリズムが少しずつ形を変えていくのを、
ただ見つめるしかないのかもしれません。
私が人生を終えるころにはどんな気候になっているのか・・
それでも変わりゆく気候の中で、
どう快適に過ごすか、どう備えるかを考えることはできます。
暑さが厳しい日は無理をせず、
エアコンや扇風機を使い、熱中症に気をつける。
そんな当たり前のことが、
北海道でも必要な時代になってきました。
今年の夏は、道南の気候が変わり始めていることを
静かに教えてくれる季節になりそうです。

