先日、独り住まいの長兄のところに行ったら
草ぼうぼうだった庭がすっきりしていて
頑張ったんだね・と声をかけたら
なんと一人では面倒なので
業者に頼んだということでした。
まあ、無理して体を痛めたりするよりも
お金で済むならそのほうが楽でよかったかもしれません。
金額を聞いたら、
最初は驚いたけれど相応な金額だったと思います。
草木を切るだけでなく処分もしてくれるし、
家のまわりにも除草剤を散布してくれたそうです。
我が家も家の周りに市販の除草剤を散布していますが
それなりの金額になりますから
長兄の選択は正しかった・と思います。
そして長兄がおもむろに話し始めたのが
いつも一緒にパークゴルフに行っていた隣人さんが体調を崩し、
一緒に行けなくなったそうです。
兄にとってパークゴルフはただの運動ではなく
芝の上を歩き、笑い合いながらボールを打つ時間は、
彼にとって心の栄養だったのだと思うのです。
午前も隣人さんとプレーしたのに、
午後から私と行ったこともありました。
そんな時間を隣人さんと共有できなくなった今、
兄の楽しみは少し色褪せてしまったように見えます。
「じゃあ、私が一緒に行けばいいじゃないか」と
思う方もいるかもしれません。
でも、正直に言えば、
私はパークゴルフが好きではないし
あまり興味もない。
できれば行きたくないのです。
無理に付き合っても、私の態度に出てしまって
それが兄にも伝わったら大変なことになります。
そんな気持ちで一緒にプレーしても、
兄の楽しみを損なうだけかもしれない・と思うと
下手なことは言えないオヤジなのでした。
最後に参加した大会も惨憺たる結果だったようです。
もう帰りたくなった・と話していましたが
あまりにも上達しないので
長兄も嫌気がさしてきたのかもしれません。
今年はもうすぐパークゴルフ場は閉鎖されますので
長兄も来春までじっくり考えることでしょう。
パークゴルフを始める前は毎日1～2時間も散歩する人でしたので
そのパターンに戻ってもいいと思うのです。
もしかしたら、
いつか気が向いて一緒にクラブを握る日が来るかもしれません。
それは無理せずに、
自然な成り行きでそうなるといいのですが・・・
この冬はあまりしつこくせずに
長兄の生活を見守っていこうと思っています。
