とうとうこの時がやってきました。
運転免許更新時に受講しなければならない「高齢者講習」です。
昨年の7月に70歳になったとき、
どこか他人事のように感じていた「高齢者」という言葉が、
今年になって急に現実味を帯びてきました。
若いつもりでいても、とうとうこの時が来たか――。
更新の案内が届いた瞬間、
胸の奥が少しざわつきました。
更新そのものは何度も経験してきたはずなのに今回は違いました。
「高齢者講習」という言葉が、妙に重たく感じられるのです。
講習の予約日が近づくにつれ、
「ちゃんとできるだろうか」
「何か引っかかったらどうしよう」
そんな不安がじわじわと押し寄せてきました。
普通に運転できているのに、
第三者に試されるみたいで・・
当日、教習所に着くと、
同じ年代の方々が静かに受付を済ませていました。
その姿を見て、少し肩の力が抜けました。
講習は、
- 視力や動体視力のチェック
- 運転の実技
- 安全運転に関する説明
など、どれも「今の自分を知るため」の内容でした。
緊張はありましたが、いざ始まってみると
思っていたほど難しいものではありませんでした。
むしろ、他の人の運転を見て
自分の運転を振り返る良い機会になったと思います。
講習が終わり、
受講証明書をいただいた時の安堵感は、
言葉にしづらいものがありました。
ああ、これでまた運転を続けられる。
奥さんや愛犬ふくちゃんを乗せて出かけることも、
買い物に行くことも・・・
何かをひとつ守れたような気がしました。
今回の経験を通して感じたのは、
高齢者講習は「落とすため」ではなく、
これからも安全に運転を続けるための点検だということ。
車の点検と同じように自分の心と体も、
ときどきメンテナンスが必要なのだと気づきました。
不安はあったけれど、
終わってみれば、受けてよかったと思える時間でした。
70歳になって迎えた初めての高齢者講習。
不安もあったけれど、無事に終えられたことで、
またひとつ前に進めた気がします。
これからも安全運転で、
函館の街をゆっくり走りながら、
季節の移ろいを楽しんでいけたら
それだけで十分・と思うオヤジでした。
