今年の道南・函館は、何度か話してきたように
「猛烈な猛暑」というほどではありませんでした。
30℃を超える真夏日は数えるほどで、
たぶん3~4日ほどだったでしょうか。
夜も25℃を下回らない熱帯夜があったような、なかったような・・
そんな曖昧さが残るくらい、
極端に暑かった記憶がありません。
農作物に影響が出るような冷夏ではなかったものの、
全体としては比較的涼しく過ごせた夏でした。
一晩中エアコンをつけっぱなしにする必要もなく、
夜半過ぎに窓を開ければ十分に冷気が入ってきて、
自然の風が部屋を整えてくれました。
もっとも基本的に週に一度しか外出しない生活ですから、
外気に触れる時間が少ない分、
涼しく感じているだけなのかもしれません。
午後2時前後に家の外にいることは皆無なので
外の激暑を肌で感じることがないのです。
そしてもうひとつ、高齢になり、
体調や体の感覚が少しずつ変わってきたのだと思います。
若い頃なら「暑い、暑い」と文句を言っていたような日でも、
今はどこか鈍く、暑さを感じにくくなっている気がします。
これは年齢のせいなのか、それとも心の余裕なのか、
答えは分かりませんが、
季節の感じ方が変わるというのは、
人生の静かな変化のひとつなのかもしれません。
あと半月もすれば、エアコンを使う日もぐっと減るでしょう。
窓から入る風を「秋風」と呼べるようになる日も近いはずです。
今年の夏は、派手さのない静かで控えめな夏でした。
けれど、その静けさの中で
年齢とともに変わる体の感覚や暮らしのリズムが
緩やかに変化していたのでしょう。
早く爽やかな秋風の中で釣りをしたいと思う、
老アングラーのオヤジでした。